毛虫の毒で熱が出る!?その理由と対処法・二次被害を防ぐワザを解説

毛虫毒 発熱

過ごしやすい時期である春先と秋。外での活動が気持ちよく、お散歩や庭仕事などにぴったりですね。

ところが、過ごしやすい時期になると、厄介な害を及ぼすのが毛虫!

毛虫に刺されると肌がブツブツと炎症を起こすだけでなく、人によっては熱を出してしまうケースもあるのだとか。

毛虫の毒により、熱はどうして出てしまうのか?
熱が出るということは、毛虫の毒は熱に弱い?

毛虫の毒と「熱」についての関係を、毛虫の毒成分の観点から詳しくまとめてみました!


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毛虫の毒で発熱する理由

発熱

刺された人が必ずしも全員・・・というわけではありませんが、まれに毛虫の毒によって発熱する人もいます。

その理由は「毒による炎症」です。

毛虫の毒の主な成分である化学物質「ヒスタミン」が身体の中に入ることにより炎症が起き、その影響で熱が出てくるのです。

毛虫の毒は人間にとっては異物ですから、それに熱を出して対抗しようとする身体のしくみによるものですね。免疫機能が働いている証拠です。

ただし!放っておくことはせずに病院で診てもらいましょう。毛虫に刺された以外に、発熱について心当たりがなければ皮膚科にかかるのが一番です。

それ以外にも心当たりがあるという場合は、内科(子供なら小児科)へ。毛虫に刺されたことは問診の時にきちんと伝えてくださいね。

病院で受診すると、症状の重さによっては、ヒスタミンの炎症を抑える内服薬(抗ヒスタミン剤)を処方してもらえます。

抗ヒスタミン剤を使うと炎症がスムーズにおさまるので、発熱にも効果が期待できますよ。

ちなみに、ヒスタミンによる熱は、健康な人ならば1日あれば下がるようです。(※食品安全委員会資料「ヒスタミンについて」より)


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毛虫の毒は熱に弱い!だから刺された時に着ていた服は・・・

洗濯もの

毛虫の毒のもう一つの主成分が「たんぱく質」です。

聞き慣れた成分名ではありますが、一言で「たんぱく質」と言ってもその種類は多種多様!!

毛虫の毒に含まれているたんぱく質は、痛みやかゆみを引き起こすやっかいなものなのです。

さて、毛虫の毒に含まれているたんぱく質には、ある弱点があります。そう、それが「熱」ですね。

熱に弱いという特徴をいかして、毛虫に刺されたときに来ていた服は、一度熱いお湯で洗濯しましょう。詳しい選択方法をまとめますね。↓

①毛虫に刺されたときに着ていた服に、ガムテープやコロコロをかけて、残っている毒毛を取る。(厚手のゴム手袋をしておこなった方が安全!)
※何度もペタペタするのではなく、一度貼ったテープはすぐに捨てて新しいものに変えた方がよいです。

②家族の洗濯物とは一緒にせずに、単独で50℃以上の熱いお湯に浸ける。このとき念のため、刺されたときに着ていたインナーや靴下類も浸けましょう。時間は10分くらいを目安に。

③よくすすいだら普段通りに洗濯機で洗濯します。(念のため単独で洗ってください)

毛虫の毒って、取り除くのに手間がかかりますね・・・。しかし、大切な家族にも被害を及ぼさないために!

多少色落ちしても仕方がないと割り切って、高温のお湯に浸けて毒性を弱めましょう!

ヒスタミンは熱に強い!?

熱湯

さて、最初にお話した毛虫の毒の成分の一つ「ヒスタミン」

実はこのヒスタミン、「熱に強い」という性質があります。鮮度の落ちたお魚に含まれるヒスタミンによる「ヒスタミン食中毒」は、加熱した焼き魚や煮魚でも発症することは有名です。

な、ならば、高温のお湯による洗濯は意味がないんじゃ・・・と思われたかもしれませんね。

しかし、安心して下さい。ヒスタミンは水に溶けます!

だから、50℃以上のお湯による洗濯は有効だというワケです。

スチームアイロンも効き目があると言われていますが、この記事を書いている筆者自身は、お湯にザブッと衣類を浸ける方が安心です。

痛くてかゆくてブツブツで・・・そんな毛虫のイヤな症状を、衣類越しで他の家族にうつすのはごめんですからね。

まとめ

サザンカとツバキ

↑このような植物には毛虫がいる可能性が大です。近づかないように。

今回は、毛虫の毒の成分と「熱」の関係についてまとめていきました。

  • 毛虫に刺されると、その毒の成分である「ヒスタミン」で炎症が起き、まれに発熱する場合がある
  • もしも熱が出てしまったら、皮膚科(もしくは内科や小児科)に受診し、毛虫に刺されたことをハッキリと伝える
  • 毛虫の毒の成分である「たんぱく質」は熱に弱いため、50℃以上のお湯に衣服を付けることで無毒化に効果がある

これだけでも知っていると、毛虫の毒に対して正しい対処ができそうですね。

本当に不快な症状を引き起こす毛虫刺され!筆者も以前、右腕全部が真っ赤っかなじんましんのようになり、痒さで悶絶したことがあります。

広範囲に渡って刺されたのであれば、間違いなく大きな炎症となり、発熱につながることもあるでしょう。

毛虫に直接触れていなくとも、風に乗って毛が飛んでくることによって刺されることもあります。

暖かい日差しが気持ちいい春先や秋でも、木々がしげっている場所では十分注意してくださいね。(サザンカ・ツバキには特に注意!)

<今回参考にしたもの>

学研図鑑「危険生物」
食品安全委員会資料「ヒスタミンについて」 

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