クリスマスパーティーのメインディッシュで大きなローストチキンを家族で食べるのは、気分がワクワクして楽しいものです。
しかし、そのローストチキンが大きすぎるが余り、食べきれなくて余っちゃった!なんてことはありませんか?
食べ残したローストチキンは、一体いつまで日持ちするの?
冷蔵保存と冷凍保存、それぞれについてまとめてみました。
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冷蔵保存したローストチキンの日持ちは?
食べ残したローストチキンは、あなたは当然のことながら冷蔵庫にしまいますよね?
冷蔵庫に保存したローストチキン、さて、いつまで食べられるのか!?その目安は・・・
- ローストチキンをみんなでフォークや箸で突っついて食べた場合
→翌日中 - ローストチキンを切り分け用のナイフで切り分けてから各自食べた場合
→翌々日中
と考えるのがいいでしょう。(※正しく冷蔵保存されていた場合の目安です)
※正しく冷蔵保存されている状態とは?
庫内の温度が10℃以下が一定に保たれている(チルド室は温度が保たれていてお肉の保存に理想的)・食べ物が入っているスペースは、庫内全体の7割まで・他の食品の汁などが漏れていない清潔な状態・ラップなどで周りをぴったりくるみ、空気の入るスキマをなるべくなくした状態で冷やしてある
鶏肉は肉の種類の中でも腐りやすいものです。クリスマスディナーの際に、暖房で温かい室内に置かれたローストチキンには、次のような菌が増えている可能性があります。
◆黄色ブドウ球菌
人の手指や喉に常にいる菌。その毒素による食中毒では、吐き気やおう吐、下痢などの症状が現れる。
◆サルモネラ菌
鶏肉や卵によく付着している菌。感染してから2日後くらいの潜伏期間ののち、吐き気、嘔吐、下痢、発熱などの症状が現れる。
どちらも75℃以上で加熱すれば菌は死んでしまいます。
しかし、どのくらい菌が増えているのか?なんて、お家に顕微鏡でもない限り分かりませんし、時間が経つほど、本当に大丈夫なのか?と心配は増えていきますよね。
みんなで突っつきながら食べたローストチキンは、それだけ人が接触している機会が増えます。なので、残ったものを冷蔵庫に保存したとしても、翌日中には食べきる。
最初に切り分けたとしても、目に見えない菌が増えるのを最小限に抑えるため、翌々日中には食べきるようにしましょう。
再び食べるときは、75℃以上で1分以上しっかり加熱!これは忘れてはいけません。中心部分が熱々になるくらい加熱してくださいね。
もちろん、なんか気持ち悪いな~と思ったら、思い切って捨てる勇気も必要です。
<ここまでの参考サイト>
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冷凍保存したローストチキンの日持ちは?
さて、お次は食べ残したローストチキンを冷凍保存した場合です。
冷凍保存しておけば、冷蔵よりも長く日持ちしそうなイメージがありますが、どれだけの期間置いておいても大丈夫なのでしょうか?
その目安は、2~3週間です。
箸の付けていない状態のローストチキンは、冷凍で1か月ほど持ちます。(←加工会社の消費期限によって多少のばらつきアリ)
しかし、「食べ残したもの」の保存と考えると、先に紹介した通りに菌の心配がありますから、冷凍と言えども日持ちは短めに思っておいた方がいいですね。
そして、食感についても。
時間が経てばたつほど、次に解凍して食べる頃にはパサつき感が増してきます。早めに食べきることに越したことはないですね。
冷凍する際には、乾燥を防ぐために、ラップなどでぴったりくるんで密封するのがポイントです。
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保存したローストチキンを食べる際のポイント
冷蔵庫や冷凍庫で保存しておいたローストチキンを再び食べる時に重要なのは、「加熱をすること」です。
低温では菌の繁殖は抑えられますが、ゼロとは言い切れません。そのため、菌が死滅する温度でしっかりと温めてから食べる必要がありますね。
一番簡単なのが、電子レンジでチンすることです。
切り分けて冷凍したものは常温で自然解凍はせず、すぐにレンジでチンして温め直しましょう。塊が大きい場合は冷蔵庫に一旦移して溶けるのを待ち、その後加熱します。
もちろん、ローストチキンの中心部が熱々になるまで温めてくださいね。
よりおいしく食べたい!という方は、白ワインを少しふりかけたローストチキンをアルミホイルでふんわりとくるみ、オーブンで10分ほど蒸し焼きにするのがおすすめです。
その他にも、お肉を細かく切って他の料理にアレンジ!スープやサンドイッチの具にするのもいいですね!
まとめ
大きすぎて余ってしまったローストチキン。
冬の寒い時期なら数日後でも食べられるかも・・・?なんて、ふと思ってしまいますよね。
しかし食中毒を起こす細菌は、常温で室内に置かれたローストチキンでじわじわと増え続けます。
正しく冷蔵と冷凍をして、早めに食べきるようにしていきましょう!