カカオポリフェノールの効果は美肌や認知症予防にも?摂り過ぎのリスクもあり!

カカオ

昔は甘~いチョコしか売ってなかったのに、最近ではビターな「高カカオチョコレート」なるものが登場して根強い人気ですね!

苦くて真っ黒なチョコレートがなぜ人気なのか?その理由は、カカオに含まれるポリフェノールの健康効果にあります。

さて、カカオポリフェノールは健康にいい!というぼんやりしたイメージはあるものの、具体的にどんな効果があるのかイマイチ分からなかったりしませんか?

チョコレート(のみならず、ココアも!)が大好きな筆者は、カカオポリフェノールの具体的な健康効果が知りたい!

そして、カカオポリフェノールを摂るにあたって、注意しなければならないことも知りたい!なにごとも、いい面・悪い面はありますからね。

そこで今回は、カカオポリフェノールの効果と、その裏に潜むデメリットを調べつくしてみました!


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カカオポリフェノールに期待される6つの健康効果

カカオポリフェノールを人間が摂ると期待できる健康効果は、現在は次の6つと言われています。

  1. 動脈硬化の予防
  2. 抗ストレス
  3. 血圧の低下
  4. アレルギーの軽減
  5. 美肌
  6. 脳の活性化

なぜこのような効果が期待できるといわれているのか?それぞれについて、もう少し詳しく説明しますね。

抗酸化作用で動脈硬化予防

血管

カカオポリフェノールをはじめとするポリフェノール(全部で5000種類ほど発見されているのだとか!)は、その「抗酸化作用」で注目されています。

抗酸化作用とは、文字通り「身体の酸化を防ぐこと」です。

身体が酸化するということは、例えると、金属がさびて、古くもろくなるのと同じようなイメージです。

ある程度は老化によって仕方がないことですが、ストレスや偏食で身体の酸化は加速されます。

それに立ち向かってくれる成分の一つとして、ポリフェノールが注目されているのです。

さて、カカオポリフェノールは、身体の酸化によってできた酸化悪玉コレステロール(血液の流れを滞らせるもの)を抑える働きがあります。

また、血管内の環境を正常に保つ善玉コレステロールを増やす働きもあります。

そのため、血管が固くなり詰まってしまう、動脈硬化の予防に効果が期待できるといわれているのです。


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イライラしたときに有効!抗ストレス

ストレス

ストレス社会とも言われている現代。

誰でも、何かしらイライラすることってありますよね?

そんな、イライラして神経がピーンと張りつめているときに、カカオポリフェノールを摂ると、ストレス感を和らげてくれる効果があるようです。

これは、東京医科大学の研究調査でも明らかにされています。
(※カカオマスポリフェノールの薬理学的特徴―抗ストレス効果ー)

ココアを飲んだり、チョコレートを食べた後にホッとした気分になるのって、気のせいではなかったのですね。

数値が高い人ほど有効!血圧の低下

血圧計

カカオポリフェノールには、血管の炎症を鎮めて血管を広げる作用があるそうです。

そのため、血管にかかる圧力が下がり、血圧の低下につながるというメカニズム。

もともと低血圧の人はそれほど実感が湧かないようですが、高血圧気味の方がカカオポリフェノールを習慣的に摂ると、血圧が下がったと感じる傾向が強いようです。

痩せている人がダイエットしても少ししか体重が減らないけれど、大きめの人がダイエットすると大きく体重が落ちるのと同じですね。

抗酸化作用はアレルギー軽減にも役立つ!

アレルギー

アレルギーは、原因となる物質が身体の中に入ると、免疫の機能が過剰に反応して症状が出ます。

花粉が口や鼻から入ったらくしゃみが止まらなくなる、とか、特定の金属に触れたら肌にかゆみが出る・・・といった具合ですね。

そんなアレルギー症状が出ているときには、身体を酸化させる「活性酸素」という物質が大量に体内に出てきます。

活性酸素は免疫機能を刺激して、さらにアレルギー反応を起こすという特徴があります。なので、堂々巡りになってしまうのです。

花粉症やその他のアレルギーがなかなか良くならないのも、うなずけますね。

さて、カカオポリフェノールには抗酸化作用があります。この抗酸化作用は、活性酸素を抑える働きをしてくれます。

アレルギー反応が出て、そこから大量に発生する活性酸素を黙らせてくれるというワケですね。

薬ではないのでアレルギーがぴたっと止まることはありませんが、イヤな症状を和らげることには一役買ってくれそうです。

肌細胞が喜ぶ!美肌効果

美肌

肌にトラブルをもたらしたり、老化させたりするのも「活性酸素」のしわざです。肌細胞に攻撃を仕掛け、新陳代謝をにぶらせるためです。

カカオポリフェノールは活性酸素の働きを抑える「抗酸化作用」がありますから、肌細胞の健康を守るのに力を貸してくれます。

そのため、美肌にも効果があるよ!と言われるのです。

思考をシャキッと!脳の活性化

脳

カカオポリフェノール独自の特徴ともいえるのが、脳にとって良い働きをしてくれることです。

カカオポリフェノールには、脳の神経の働きを活発にする効果が期待されています。カカオポリフェノールを使った認知症予防の研究も進められているようです。

頭を使う仕事をしている時にチョコレートを食べると、何となく集中できる気がするのは、カカオポリフェノールのおかげなのかもしれませんね。

現在分かっているカカオポリフェノールの効果はこのような感じです。

これから研究が進む中で、新たな健康効果が出てくることを期待したいですね!

カカオポリフェノールが多く含まれている食べ物は?

カカオ

カカオポリフェノールを多く含む食べ物は、冒頭でもお話した通り、チョコレートココアです。

この2つが普段の生活でなじみのある食べ物ですね。

その中でも「高カカオチョコレート」とうたわれているカカオ分が多めのチョコレート、ミルクや砂糖などが含まれていない「純ココア」がカカオポリフェノールを多く含みます。

より、苦っ!!と思うもののほうに多く含まれていると考えると、分かりやすいですね。ちなみに、ホワイトチョコレートにはカカオポリフェノールはほとんど含まれていません。


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で、どのくらい摂取すればいいの?

ココア

カカオポリフェノールの摂取量の目安は、健康な大人で1日当たり200~500mgと言われています。

ブラックチョコレートなら3~7かけら、カカオ分90%の高カカオチョコレートなら2~3かけら、純ココアならティースプーン1~2杯くらいです。

ただし、この200~500mgという目安量は、国際的な機関にお墨付きを得たものではありません。

実はポリフェノールの適正な摂取量というのは、まだはっきり分からないんだとか。

ではどうしてこのような数字が出てきたのかというと、とあるカカオ製品を扱う会社の研究発表からです。

その研究では、健康な大人が1日に摂取するポリフェノールの理想量は1500mgで、現代人が食事からとっているポリフェノールの量は約1000~1300mgとなっています。

ポリフェノールはカカオ以外でも、野菜や緑茶にも含まれていますからね。

※現代人が食事からとっているポリフェノールの量は、こちらの資料でも見ることができます。↓
>>国民生活センター「ポリフェノール含有食品の商品テスト結果」

・・・ということは、理想のポリフェノールの量に足りない分を、カカオポリフェノールで補えばいいんじゃないの!?という発想ですよね。

「カカオポリフェノールの1日の摂取量の目安は200~500mg」と、つじつまが合います。

カカオポリフェノールの健康効果はすばらしいです。ただし、まだまだ研究途中の成分であることも確か。

「高カカオチョコレート食べれば動脈硬化が防げるんだって!」
「ココア毎日飲めば、アレルギーが治るんだって!」

のような、『カカオポリフェノール=健康になる特効薬』という考えは持たないでおきたいですね。

カカオポリフェノールが含まれるカカオ製品は、脂肪分や糖分をたくさん含んでいることも多いです。

食べ過ぎると、肥満や血糖値の異常につながることもあります。

さらに、小さい子供や妊婦さんには、カカオ製品に含まれるカフェインや重金属の影響もないとは言い切れません。

※カカオ製品の食べ過ぎによる影響について、さらに詳しくはこちらで↓

>>チョコレートの食べ過ぎで招く病気や症状!適量を食べる目安も紹介!

>>チョコを食べ過ぎて下痢に!?その原因は5つの成分にあった!

「過ぎたるは、なお、及ばざるがごとし」
(何ごともやりすぎは足りないのと同じ)

カカオポリフェノールを摂る際は、まさに「適量」が一番ですね。

そう考えると、嗜好品の範囲である

カカオポリフェノールの摂取量の目安は、健康な大人で1日当たり200~500mg

  • ブラックチョコレートなら3~7かけら
  • カカオ分90%の高カカオチョコレートなら2~3かけら
  • 純ココアならティースプーン1~2杯くらい

は、「適量」といえるかもしれません。

ちなみに、カカオポリフェノールは水に流れやすい性質があるので、一気にまとめて摂るよりも、1日何回かに分けて摂った方が効率よく吸収できるそうですよ。

まさに、嗜好品の楽しみ方にぴったり。

まとめ

チョコ

チョコレートやココアに含まれるカカオポリフェノールには、現代人にとってうれしい効果が6つ!

  1. 動脈硬化の予防
  2. 抗ストレス
  3. 血圧の低下
  4. アレルギーの軽減
  5. 美肌
  6. 脳の活性化

ただし、カカオポリフェノールさえ摂っていれば、健康対策はバッチリ!とは言えません。

反対に、カカオ製品が含む脂肪分や糖分、カフェインなどに影響される人もいます。

カカオポリフェノールという成分は素晴らしいけれど、それを含む食べ物はあくまでも「嗜好品」!!

ちょっと一息つきたいときに口に入れる・・・くらいでちょうどいいですね。

こちらの記事もあわせてどうぞ!↓

>>チョコレートの食べ過ぎで招く病気や症状!適量を食べる目安も紹介!

>>チョコを食べ過ぎて下痢に!?その原因は5つの成分にあった!

<今回参考にしたもの>
[イラスト図解版]「医者いらず」の食べ物事典 著者: 石原結實
花粉症からあなたを守る食事学免疫力アップのメニューと症状をやわらげる癒しのメニュー
糖代謝の専門医が教える あなたの血糖値はなぜ下がらないのか? 著者: 板倉弘重
「これ」を食べればサプリはいらない 著者: 田村 忠司
カカオマスポリフェノールの薬理学的特徴―抗ストレス効果ー 著者:武田 弘志

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