「女の子の七五三には、記念に着物を着せよう!」と考えているパパやママは多いですね。
でも着物って、普段着慣れないもの。
一体着物姿が完成するのに、何がどれだけ必要なの!?と疑問に思いませんか?
そこで今回は、元着物販売員である筆者が、七五三で女の子が着る着物に必要なものをリストアップし、それぞれについて分かりやすく解説していきます!
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Contents
3歳の女の子の着物に必要なものは?
まずは、3歳の女の子の着物についてお話ししますね。
3歳の女の子が着る七五三の着物には、「被布コートスタイル」と「結び帯スタイル」の2種類があります。
それぞれについて必要なものが違ってくるので、次のリストを参考にしてください。
被布コートスタイルに必要な10アイテム
3歳の七五三ならではの、ベストを着たようないでたちがかわいらしい被布コートスタイル。
この着物姿を完成させるには、次の10のアイテムが必要です。
①着物
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「被布コートセット」として、販売されたりレンタルされたりしています。2歳~4歳ぐらいまでの女の子の身体にあったサイズ(三つ身)の着物です。 |
②長じゅばん |
お宮参りの時に着た「初着(うぶぎ)」を仕立て直して七五三用にする場合に必要です。(洗える素材のポリエステルでOK!) |
③半襟 |
長じゅばんの襟につける布です。飾りと汚れ防止のために使います。 3歳用のものを選ぶと、柄がちょうどいい場所に出ます。 なくても差し支えありません。 |
④被布コート | 中綿が入ったベストのようなものです。 これを上に着せることで、着物に固い帯を結ばなくてもよくなります。着付けが簡単になるのでお子さんも楽です。 |
⑤ぞうり | 鼻緒に綿が入っていて、やわらかくクッション性のあるものがおすすめです。足へのフィット感は、きつすぎず、緩すぎずがベスト。 |
⑥巾着袋 | 飾りのために持ちます。なくても大丈夫です。 |
⑦髪飾り | 着物の柄の色と合わせると、コーディネートがまとまります。大ぶりのものでも着物ならバランスが取れます。 |
⑧足袋 | 伸び縮みするソックスタイプがおすすめ。 基本的には白ですが、オシャレさを求めるならば、えんじ色やからし色など、他の色でも大丈夫。柄物はカジュアルすぎるのでおすすめしません。 |
⑨肌襦袢 | 綿素材の着物用の下着です。呉服屋さんやデパートの着物売り場に売っています。綿のキャミソール&スパッツでも代用可!(首元のつまった肌着は、着物の襟もとから見えるので×) |
⑩こども兵児帯 | 子供が着る浴衣につける、フワフワの帯です。呉服屋さんやデパートの着物売り場に売っています。 被布コートスタイルは、固い帯を締めない代わりにこの兵児帯を使います。 |
※着付けをお願いする美容室によっては、「腰ひも」が必要な場合があります。あらかじめ確認しておくと安心です!
結び帯スタイルに必要な15アイテム
着物と帯の両方が、目に鮮やかな結び帯スタイル。
着物姿と言えば、このイメージを思い浮かべる人も多いでしょう。
3歳の女の子が結び帯スタイルで着物を着る場合は、次の13のアイテムが必要です。
①着物 | 2歳~4歳ぐらいまでの女の子の身体にあったサイズ(三つ身)の着物です。 お宮参りの時に着た「初着(うぶぎ)」を仕立て直して七五三用にすることができます。 |
②結び帯 | 幅が広く、固めの帯です。 金糸の刺繍がしてあるものなどが華やかでおすすめです。 |
③長じゅばん | お宮参りの時に着た「初着(うぶぎ)」を仕立て直して七五三用にする場合に必要です。(洗える素材のポリエステルでOK!) |
④半襟 | 長じゅばんの襟につける布です。飾りと汚れ防止のために使います。 3歳用のものを選ぶと、柄がちょうどいい場所に出ます。 なくても差し支えありません。 |
⑤絞り帯揚げ | 帯の上に巻く、デコボコのある布です。 |
⑥帯締め | 帯を結んだとき、ほどけないように帯の上から締めるひもです。 帯の中心に来る目立つパーツなので、着物の柄や、帯の柄の色に合わせた色を選ぶのがコツです。 |
⑦しごき | 帯の下、腰のところに巻いて端をたらす飾り布のことです。七五三ならでのアイテムです。 |
⑧髪飾り | 着物の柄の色と合わせると、コーディネートがまとまります。大ぶりのものでも着物ならバランスが取れます。 |
⑨ぞうり | 鼻緒に綿が入っていて、やわらかくクッション性のあるものがおすすめです。足へのフィット感は、きつすぎず、緩すぎずがベスト。 |
⑩足袋 | 伸び縮みするソックスタイプがおすすめ。 基本的には白ですが、オシャレさを求めるならば、えんじ色やからし色など、他の色でも大丈夫。柄物はカジュアルすぎるのでおすすめしません。 |
⑪腰ひも | 着付けの時に使うひもです。2~3本あると安心。 |
⑫肌襦袢 | 綿素材の着物用の下着です。呉服屋さんやデパートの着物売り場に売っています。綿のキャミソール&スパッツでも代用可!(首元のつまった肌着は、着物の襟もとから見えるので×) |
⑬箱せこ | 胸元にはさむ、薄い箱型の飾りです。 くしなどを入れておきます。 |
⑭扇子 | 胸元にはさむ飾りとして使います。 |
⑮バッグ | 飾り用として持ちます。なくても問題ありません。 |
※着付けをお願いする美容室によっては、「帯枕」「帯板」「伊達(だて)締め」が必要な場合があります。あらかじめ確認しておくと安心!
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お宮参りの「初着」を3歳の七五三に着せる時の注意!
お宮参りの際に着た「初着」を3歳の七五三で着せるならば、「肩上げ」や「腰上げ」といった、サイズ直しが必要になります。
サイズ直しは、頑張ればお家の人ができなくはないですが、やはり失敗するのは避けたいですよね。
近所のお直し屋さんか、デパートの呉服売り場などでお直しをしてもらうことができます。プロにお願いする方が出来栄えがキレイですよ。
ちなみに、ネットでもお直しを受け付けているサービスがありますよ。↓
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お直しは、出来上がるまで10日くらい時間がかかりますので、早めに準備をしておきたいですね。
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7歳の女の子の着物に必要なものは?
続いて、7歳の女の子の着物についてです。
七五三で着る着物には、次の16のアイテムが必要になります。
①着物 | 5~10才ぐらいの女の子の身体に合ったサイズの着物(四つ身)です。お宮参りの際に使った初着は小さすぎて着れません。 洗える素材のポリエステルを選ぶと外出が安心です。 |
②結び帯 | 幅が広くて固めの帯です。 身体の中心にくる目立つ部分なので、金糸が入った鮮やかな色を選ぶのがおすすめです。あらかじめ帯の結び目ができている「作り帯」タイプを選ぶと、着付けが短時間できるので疲れにくいです。 |
③長じゅばん | 着物の下に着る下着のようなものです。肌着とは別で、着物と同じような形をしています。 洗える素材のポリエステルで十分です。 |
④半襟・伊達襟 | 半襟は長じゅばんの襟につける飾り襟です。汚れ防止の役割もあります。 刺繍が入ったものを選ぶと襟元が華やかになります。子供用の長さを選びましょう。(大人用では長すぎます) 伊達襟は飾り襟です。着物に重ねて使います。 |
⑤絞り帯揚げ | 帯の上に巻く、デコボコのある布です。 |
⑥帯締め | 帯を結んだとき、ほどけないように帯の上から締めるひもです。 帯の中心に来る目立つパーツなので、着物の柄や、帯の柄の色に合わせた色を選ぶのがコツです。 |
⑦しごき | 帯の下、腰のところに巻いて端をたらす飾り布のことです。七五三ならでのアイテムです。 |
⑧髪飾り | 着物の柄の色と合わせると、コーディネートがまとまります。大ぶりのものでも着物ならバランスが取れます。 |
⑨ぞうり | 鼻緒に綿が入っていて、やわらかくクッション性のあるものがおすすめです。足へのフィット感は、きつすぎず、緩すぎずがベスト。 |
⑩足袋 | 伸び縮みするソックスタイプがおすすめ。 基本的には白ですが、オシャレさを求めるならば、えんじ色やからし色など、他の色でも大丈夫。柄物はカジュアルすぎるのでおすすめしません。 |
⑪肌襦袢・裾よけ | 肌に直接触れる肌着です。綿でできていて、上下に分かれています。(ワンピースタイプのものもあり) 綿のキャミソール&スパッツでも代用可!(首元のつまった肌着は、着物の襟もとから見えるので×) |
⑫腰ひも | 着付けに使うひもです。4本あると安心。 |
⑬伊達締め | 着崩れを防ぐためのバンドのようなものです。マジックテープになっているものもあります。2本あると安心。 |
⑭扇子 | 胸元に飾ります。 |
⑮バッグ | 飾り用で持ちます。なくても可! |
⑯箱せこ | 胸元にはさむ、薄い箱型の飾りです。 くしなどを入れておきます。 |
※着付けをお願いする美容室によっては、「帯板」「帯枕」が必要な場合があります。あらかじめ確認しておきましょう!
まとめ
女の子が着る七五三の着物に必要なものは、お分かりになりましたか?
細かい装飾品や着付けに使うひもなど、必要なものはさまざまです。
ギリギリになって「要るんだった!!」と焦らないように、余裕をもって準備をしておきましょう。
着付けの流派や、着付けする人のクセなどによって、必要な小物(とくに着付けに使うひもの本数など)が変わります。
着付けをお願いする人との、事前の打ち合わせが大事ですよ!
七五三については、こちらの記事も参考にどうぞ!↓
>>七五三のお参りに洋服はアリ?3歳女の子のための失敗しない洋服選び