お腹いっぱい食べて満足~!の後にやってくる、ツラい胃もたれ。
先ほどの満足感はどこへ行ったやら?胃の動いていない感じがなんとも憂鬱な気分になりますよね。
そんな胃もたれは、防止できるに越したことはありません。
今回は、胃もたれにならないための食事法や応急対策など、胃もたれ防止方法にスポットを当ててご紹介します!
Contents
胃もたれ防止の基本!食べ方にまつわるポイント
胃もたれにならないようにするには、まず普段の食事のとり方に意識を向けてみましょう。次のポイントに注意して!
「お腹いっぱい~」はたまにのお楽しみで
お腹いっぱい食べるのは、幸せなことこの上ないのですが、胃にとっては負担のかかる行為です。
特に、肉類や油っこいものを毎回たっぷり食べる食生活は、常に胃の消化がフル回転か追いついていない状態になり、胃の疲れ→胃もたれとつながっていきます。
<参考記事>
よく言われる言葉ですが、食事の量は「腹八分目」が目安。
「腹八分目」の感覚がよく分からなければ、一口につき、いつもより10回噛む回数を増やしてみてください。
噛む回数が多ければ多いほど満腹感が増し、食べる量をセーブできますよ。
この記事を書いている筆者は、個人的な胃もたれ防止法として、夜ごはんを朝・昼の半分くらいの量に抑えて食べています。
寝ている間に胃を休められるよう、寝る頃には胃の中がスッキリしている状態(食べ物が入っていない感覚)にしておくと、翌日胃がとても楽です。
お腹いっぱい食べるのは、たま~にのお楽しみで。普段の食事は「腹八分目」を意識してみてください。
胃もたれの原因になる食べ物を知ろう
胃もたれを防止するには、胃もたれを引き起こす食べ物を食べ過ぎないことです。
胃もたれを引き起こす食べ物とは、消化しにくい食べ物のこと。
消化がしにくい食べ物を食べ過ぎると、長い時間胃を動かすことになります。それが負担となり、胃もたれになるのです。
美味しい食べ物にあふれたこのご時世ですが、次にあげる食べ物は食べ過ぎないように注意して!
- 脂身の多い肉・・・カルビや豚肉の脂身、鶏もも肉などは、含まれている脂が胃に負担となります。
- サバ・・・魚だから大丈夫!ということはありません。特に冷凍された古いサバは、含まれる油(魚油)が胃に負担をかけます。
- 揚げ物・・・てんぷらやフライ、から揚げ、揚げパンなどの揚げ物も食べすぎ注意。酸化した古い油で揚げたものは、少し食べても胃もたれになる場合があります。
- 生クリーム・・・フワフワと軽い食感ですが「油のかたまり」です。乳脂肪分が高ければ高いほど胃への負担も増。
- デニッシュ、パイ類・・・大量のバター(油脂)が使われているため消化が悪いです。
- ラーメンスープ・・・特に背油たっぷりのスープは要注意。
- 繊維質が多い野菜・・・ごぼう、たけのこ、ニラ、らっきょう、いも、とうもろこし、大豆、れんこん、ふきなどは、繊維が多く消化に時間がかかります。ヘルシーなイメージですが、食べる量は適量に留めておいて。
胃もたれ防止のために、食べる量に注意したい食べ物を紹介しました。
上記以外にも例えば、タバスコやコショウ、唐辛子などの香辛料や、アルコール、炭酸飲料など、いわゆる「刺激の強いもの」は摂りすぎると胃もたれを引き起こします。
普段口にする食べ物は、一汁三菜の「素朴な和食」が胃に優しいですよ。
そして、胃もたれ防止の特急ワザ!!
食べすぎて胃が苦しいときは、「左脇腹伸ばし」ストレッチをしてみてください。
右に身体を倒してグーッと身体を伸ばします。左側の肩を前に出すようにし、少しひねるように伸ばすのがポイント。
これによって胃の働きを促す効果が期待でき、食べ過ぎた後の胃もたれ防止に役立ちますよ。
胃もたれ防止の応用ワザ!食事以外での対処法
胃もたれの原因には、食べ物以外にもストレスや細菌(ピロリ菌)が挙げられます。
この2つの原因にもきちんと対処しておくと、胃もたれを引き起こす回数を少なくすることができます。
ストレス解消のためにやっておきたい2つのルーティン
日々募っていくストレスは、「解消しましょう!」と一言で言われたとて、なかなか簡単にはいかないもの。
特に職場の人間関係でストレスを溜めている人は、いきなり辞めるというワケにはいきませんものね。
そこで、ストレス解消のために「寝る前に2つのルーティン」をやってみましょう。緊張していた神経のスイッチをフッとゆるめるルーティンです。↓
①ホットミルクココアを飲む
寝る1時間くらい前に、ホットミルクココアを飲んで一息ついてみてください。牛乳に含まれているカルシウム、ココアパウダーに含まれているマグネシウムは、ストレスを和らげる効果があります。(両方一緒に摂ることで効果を発揮します)
温かくして飲むことで、リラックス効果も見込めますよ。
②「いいこと日記」を書く
夜寝る前。どんな小さなことでもいいので、今日1日の中で起こった「良い出来事」を1つ、簡単に書いてみましょう。ひとことでOKです。
「読みたかった雑誌を買った」とか「アイメイクが決まった」とか、ついつい流してしまいがちな「良い出来事」を日に日に振り返ることで、ストレスの根本である「イヤなこと」の存在が薄れていきますよ。
ピロリ菌の検査について
暴飲暴食しているわけでもないのに、頻繁に胃もたれを感じる人は、もしかしたら胃の中にピロリ菌が潜んでいるかもしれません。
ピロリ菌は、胃の粘膜を傷つけ、胃もたれや胃潰瘍の原因になる厄介な菌です。放っておくと慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、さらには胃がんにまで発展することもありますので、心配な場合はピロリ菌の検査をすることをおすすめします。
ピロリ菌検査にはいくつか種類がありますが、もっとも安いもので血液や尿の検査(2000円前後)便の検査(3000円前後)となります。
※病院によって検査費用に差があります。
初診料などと合わせると、大体6000円~8000円くらい見積もっておきましょう。検査のみは保険が効かず自費診療となります。その後、ピロリ菌による胃炎などと認められ治療に進めば、健康保険が適用されます。
病院での検査は不安や費用の心配などがつきものですが、個人的にはモヤモヤする胃もたれをいつまでも放っておくよりは、きっちり検査しておいた方が安心だと感じます。
まとめ
わずらわしい胃もたれは、ならないに越したことはない!
胃もたれの防止法を、原因別にお伝えしました。
食事以外にも、ストレスやピロリ菌で胃もたれは引き起こされます。普段の生活を振り返ってみて、もしかしたら・・・と感じるところがあれば、早めに対処しておきましょう!
胃もたれについては、こちらの記事も合わせてどうぞ↓
>>胃もたれに効く身近な食べ物4つとその効果 食べ方のポイントも解説
>>胃もたれ解消に梅干しがいい理由と簡単&効果的な食べ方のコツ
>>胃もたれの応急処置にはツボ!足にある「胃を元気にするツボ」7選
>>胃もたれしたら水を飲む。TVでよく見るあのシーンは本当に効果あり?