足が冷えるって、女性特有の症状だと思っていませんか?実はここ最近、密かに足の冷えに悩む男性も増えているんです。
その主な原因は、食生活の乱れやストレス。
ハードな仕事や生活リズムの乱れなどによって、自律神経のバランスが崩れると、その影響で血液の流れが滞り、足の冷えへとつながっていきます。
特に、こんな症状が現れている人は要注意です。↓
- トイレが近い
- 下痢しやすい、軟便気味
- 寝起きが悪い
- 汗をかいてもなかなか引かない
- 風邪をひきやすい
- 頭痛、肩こりがある
- 最高血圧が105以下
足の冷えに加え、このような症状も自覚できるなら、身体全体が冷えていると言えます。
昔から東洋医学では「冷えは万病の元」とされ、免疫系の病気や、ガンの原因の一つになるとさえ言われています。
今や男性も、足の冷え対策は必須の時代!
しかし男性は、女性みたいに、あからさまに「冷え取りしてます」という雰囲気を出しにくいですよね。
なんかちょっと、気恥ずかしいというか・・・。
そこで、男性ならではの足の冷え対策をリストアップしてみましたよ。
Contents
足の冷え対策はまず予防から!毎日の生活で気を付けたいポイント
なにはともあれ、足の冷えが予防できればそれに越したことはないのです。
血流が良くなり、常に足先に温かい血液が流れるようになる体質を作るには、毎日次のようなことに気を遣うといいですよ。
体を冷やす食事は避けよう
根本的な冷え予防に効果的なのは、普段食べている食べ物を見直してみることです。
身体を温める食べ物を積極的に食べてみましょう。
身体を温める食材はコレ!
かぶ・ニラ・ショウガ・ねぎ・かぼちゃ・小松菜・しそ・菜の花・れんこん・大根・人参・サツマイモ・ニンニク・唐辛子・コショウ・肉類・鮭・かつお・えび・いわし・栗・ぎんなん・ゴマ・山椒・味噌・しょうゆ など
上のような食材が入っているお惣菜などを、普段の食事にするといいですね。
レバニラ炒め、豚汁、豚肉の生姜焼き、酒のちゃんちゃん焼き、おでんなどは、食べごたえもあっていいのでは?
食べ物の温度にも、ちょっと注意してみましょう。
氷の入ったキンキンに冷えた飲み物よりも、常温、またはホットの方が身体の中から温まります。
サラダはヘルシーなイメージがありますが、葉物野菜(身体を冷やす食べ物)が中心ですし、そもそも冷たいメニューなので、食べ過ぎないようにしたいところです。
歩き方に「ちょい工夫」をしよう
通勤などで移動している最中には、「パワーウォーキング」という歩き方を取り入れてみましょう。
パワーウォーキングとは、ドイツの元競歩選手が開発した、健康維持に役立つウォーキング方法です。
継続していくと足の筋肉が付き、ふくらはぎのポンプ機能が活発になるので、足先まで血流が良くなり冷えを予防します。(もちろん基礎代謝も上がるのでダイエットにも効果的!)
やり方はとても簡単です。
背筋を伸ばしてお腹をへこますことを意識しながら、早歩きします。いつも歩く速さの1.5倍くらいを目安にして歩きましょう。
すり足ではなく、かかとから着地することを心がけてくださいね。
実際やってみると、かなり颯爽とした歩き方になります。颯爽と歩く姿の男性は、カッコいいですよ。
カッコいい歩き方を演出しつつも、実は足の冷え対策にもなっているという、一石二鳥の予防法です。
「腹」を冷やすべからず
お腹を冷やしていいことがあるはずはありませんが、特に足の冷え(末端の冷え)を予防したいときには、お腹を冷やさないようにする工夫をしましょう。
寒くなる時期には、ヒー〇テックのような発熱素材を肌着として着用したり、寝るときに腹巻きを巻いて寝るなどするといいですね。
お腹が冷えると、身体の内部は大事な内臓を守ろうとします。そのため、内臓を冷やさないように血液を身体の中心に送り込み、足先や手先(末端)への血流は二の次になる仕組みです。
雪山で遭難すると、足先や手指が凍傷になるのをイメージすると分かりやすいでしょう。
足の冷えを予防するには、お腹は冷やしてはいかん!!のです。
このように、毎日のちょっとした工夫で、足の冷えを予防することができます。
もしも足が冷えたら・・・?覚えておきたい即効解決できる対策
それでもさむ~い冬場には、足先がジンジンするほど冷えてしまう時もありますよね。営業周りや建設作業など、外仕事の男性は、特に外気の寒さで足が冷えてしまいます。
そんな日には「帰宅後から就寝前まで」が勝負です!
足が冷えてるな~と感じた日には、こんな対策をしてみてください。
お風呂でひと工夫して足をポカポカにしよう
足が冷えてしまったな~と感じる時に効果的な入浴方法をご紹介します。
それは、「半身浴」と「温冷交代浴」のコラボです。
半身浴はおなじみの入浴方法ですね。
湯船に40℃~42℃くらいのお湯を浅めに張ります。(目安は腰が隠れるくらいまで)そこに浸かり、3分ほど待ちましょう。
※本来の半身浴は、ぬるめの温度にじっくり浸かるのが基本ですが、温冷交代浴とコラボするならば上記の温度と時間が適切です。
半身浴が終わったら湯船から出て、今度は足に冷水をかけていきます。シャワーの冷水を、太ももから下の部分に思い切ってかけていきましょう。
真冬でも、足だけなら意外と大丈夫です。
10秒ほど冷水をかけたら、もう一度湯船で半身浴をします。
ここまでの流れを、3~4回繰り返していき、最後に足へ水シャワーをして終了です。
水シャワーで終わるだなんて、足が冷えてしまうのではないか!?と思われるかもしれませんが、実はその逆。
入浴後の足のポカポカさが、長く続いてくれてとても快適です。
熱い湯船→血管が広がる
冷たいシャワー→血管が収縮する
この流れを繰り返していくことで、足先の毛細血管がポンプのような動きをし、結果的に血液の流れが良くなります。
この入浴法をおこなった後に、足のポカポカが長続きするのはそれが理由です。
ただし、血圧が高い方や薬を飲んでいる方、内臓に持病や不安がある方は控えてくださいね。
寝る環境を整えて足の冷えを撃退!
入浴で温かくなった足先は、就寝中にも保ちたいものです。
そこで、次は寝る環境を整えていきましょう!
次の3つのポイントを押さえて、足の冷え対策にもってこいの寝る環境を作ってみて。
- 布団はしっかり乾燥させてふかふかにしておく
ふっくらとした布団は、空気の層ができて熱を逃がしにくくなります。こまめに布団乾燥機などを使って、乾燥させておきましょう。もちろん、敷きっぱなしはダメ! - 天然素材のパジャマを着る
綿100%の素材や、シルク混の素材のパジャマは、汗を吸い取りやすく体が冷えるのを防ぎます。もちろん、ハーフパンツのような足が出るものではなく、10分丈で足首が隠れるものがベストです。足首の部分が絞ってあるならなお良し! - 靴下をはく
手軽に足の冷えをケアする方法ですね。登山用の靴下を選ぶと快適です。厚手で保温効果はバッチリなものの、蒸れることなく朝まではくことができますよ。
時間に余裕があるならば、布団に入る前の10分間くらいで、足の冷え解消に効果のあるツボにお灸をしてみるのもおすすめです。
お灸をしながら10分間の精神統一。足の冷え解消のみならず、できるビジネスマンの雰囲気がビシバシ伝わることでしょう。
足の冷え解消のツボにお灸をする方法は、こちらの記事で詳しく書いています。↓
>>足の冷え改善の4つのツボ! お灸がツボ押しよりもいい理由
入浴から就寝まで、足がポカポカだと幸せな気分で一日を締めくくることができますね。
寒さ厳しい冬に足が冷えてしまった場合には、ぜひこの方法を試してみてください。
まとめ
近年、男性をも悩ます足の冷え。
女性用の冷え対策グッズは充実しているものの、男性向けはそこまで・・・といった印象です。
男性には男性の、足の冷え対策がある!
普段の生活にちょっとプラスの対策法で、足の冷えからオサラバしてくださいね。
こちらの記事も参考に!↓
>>足の冷え改善の4つのツボ! お灸がツボ押しよりもいい理由
>>足の冷えとむくみの解消法!実際試してよかったセルフケア3選
>>足の冷え+しびれや痛みがあるなら要注意。放ったらかしにできないワケ