春と秋に旬を迎えるあさり。
旬の時期のあさりって、プリプリ感や身の大きさが違いますよね!!
この記事を書いている筆者はあさりが大好きで、酒蒸しにでもすれば無心・無言で食べています。
しかしながらこのあさり、ひとつ気になる点がありまして。
「子供は何歳から食べられるのか?」
ということです。
酒蒸しなんて、料理酒使っているけれど大丈夫なの!?とか、貝アレルギーの問題など、いろいろ心配ですよね。
というワケで、今回も参考書片手に「あさりは子供に何歳から食べさせても大丈夫なのか!?」まとめていきます!
<今回参考にしたもの>
最新版 ステップアップ離乳食
はじめてママのきほんの幼児食
育児生活ガイドBOOK: はじめてママとパパの本
やさしくわかる 月齢別 離乳食のきほん事典: いちばんわかりやすいビジュアル版
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あさりの代表料理「酒蒸し」は子供に食べさせても問題ないのか!?
あさり本来の食感やうまみをダイレクトに味わうには、シンプルに「酒蒸し」にするのが一番ですよね!(と、筆者は思っている)
さて、そんな「あさりの酒蒸し」ですが、料理酒を使っていることから考えると、子供は食べて大丈夫なのか!?という疑問が浮かんできます。
レシピなどでよく見かけるのが「お酒のアルコール分を加熱して飛ばすから問題ない」的な記述。
料理の専門用語で、料理酒やみりんのアルコールを加熱して飛ばすことを「煮切り」というそうですね。
・・・ですが!!!
一体何分加熱すればアルコールは飛ぶのか!?「具体的数字」が書かれたレシピがない!!!
本当にないんです。試しに検索してみてください。
ちなみに、料理酒やみりんの「煮切り」は、沸騰させながら1~2分でOK!と書かれています。
しかしながら「煮切り」の”意味”は、アルコール分を完全に飛ばすことではなく、料理に雑味を与えてしまう「余分なアルコール分を飛ばすこと」です。
ちょっと意味合いが違いますよね?「完全にアルコールは飛ばせていないかもしれない」っていうことですよね。
このことから、『あさりの酒蒸しは、子供(とくに幼い子供)には与えるべからず!』というのが、慎重派な筆者の考えです。
料理酒をなるべく使わないようなレシピで、子供に味わってもらいましょう!
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あさりは何歳から食べられるものなのか!?
子供は成長に個人差があるので、何をいつから食べさせてもいいのか!?親御さんは常々迷いますよね。
あさりも、頭を悩ませる食材の一つにあげられます。
子供があさりをしっかり食べられるようになるには、まずは弾力のある身を噛んで細かくできなければいけません。
それを考えると、奥歯が生えそろってくる1歳~1歳半くらいからがベターです。(そしゃくの力が弱い場合は、もっと遅くてもいい!)
そしてもう一つ、「貝アレルギー」の心配もありますよね。
あさりの場合は、身に含まれている「トロポミオシン」というたんぱく質の成分に、アレルギーを起こす人がいるようです。(「トロポミオシン」はカニやエビにも含まれていて、甲殻類アレルギーの原因の一つになっています)
初めてあさりを口にする子供は、アレルギーの可能性がゼロではありません。
まず口にするなら、あさりのエキスが溶け出したお出汁(あさりの味噌汁など)をひとさじだけ・・・のように、少~しずつ与えて様子を見た方がいいですね。
それで、じんましんやかゆみ、のどの痛み、下痢やおう吐などの異常が出なければ、次から少しずつ量を増やしていくのが安心です。
※上に書かれている症状は、あさりでアレルギーを起こしたときによく現れるものです。
子供にあさりを食べさせるときの調理中の注意!
あさりを調理して子供に食べさせるときには、一番最初にお話した「料理酒を含まないレシピにする」以外にも、次のような注意があります。
- 加熱すると身が固くなるため、お皿に盛る際には細かく刻んで飲み込みやすい状態にする
- あさり自体が塩気を出すため、調味料を入れ過ぎて濃い味にならないようにする
- 食中毒を防止するため、新鮮なあさりを使う
- 砂抜きはしっかりと!
あさりの腐る目安はこちらの記事を参考にどうぞ!
もしもあさりの砂抜きに不安があるようならば、市販の水煮を使ってもいいですね。(「旬」とはかけ離れてしまいますが、ジャリっとした嚙み心地を避けたい!という方は水煮の方がおすすめ)
お子さんならば、クリーミーな味のあさりのチャウダーや、シンプルなすまし汁が食べやすいですよ。
まとめ
大人にとってはプリプリの身がたまらないけれど、子供にとっては未知の食べ物である「あさり」
子供に食べさせるときの注意を、今一度まとめてみます。
- 食べられる時期の目安は、奥歯がしっかり生えそろうなど、身を噛みくだける状態になったら!(1歳~1歳半以上から)
- 貝アレルギーに備えて、一番最初はひとさじのお出汁から
- アルコール分の影響を考えて、「酒蒸し」は与えないほうがベター
- 飲み込みやすくするため、あさりの身は刻んで盛り付ける
- 新鮮なあさりを選ぼう!
- 塩気が多すぎないように、調味料の量に気を付けよう!
筆者の子供(現在4歳)は、今でこそあさりが大好きでパクパク食べますが、最初の一口を与える際はやっぱり緊張しました!
※貝アレルギーが心配だった・・・
食べ物で嫌な思いをするのって、子供のみならず大人でもがっかりしますよね。
大人が上手にコントロールして、あさりの美味しさを子供に伝えられるといいですね。
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