塩シャンプーをする時は、シャンプーや石鹸を使わずに、塩を湯で薄めたものを髪に塗って汚れを落とします。髪の再生力を高める効果があるといわれている美容法です。
「よっしゃ始めるか!」と決意したはいいけど、ちゃんとメリット・デメリットを理解していますか?
特にデメリットに目をそらして、メリットばかりに期待していないでしょうか?
例えば、「塩シャンは効果が出るまで時間がかかる」などの事実を、知らないまま始めると、始めて早々にやめることになるかもしれません。
筆者の友人は「わたしシャンプーで髪洗うのなんて、2〜3ヶ月に一度ぐらいやわー」と豪語するナチュラリストです。しかし髪は黒々でふさふさ。
塩シャンは合う・合わないがあるとは言われていますが、早々に諦めてしまわないように、今日は塩シャンのメリット・デメリットを整理しました。
Contents
塩シャンプーのメリットは?
実践者がいるからには、当然メリットもあります。
まずはメリットのおさらいから。
シャンプー代節約と時間を短縮
毎日のシャンプーやリンス代が無くなれば、その金額や買い足す手間を大分節約できます。
塩とお湯を使うだけなので、洗髪の時間も短くなるでしょう。
なんてミニマリストな生活!!
乾燥を防ぐ
強力な洗浄力を持つシャンプーを使うと頭皮や髪に必要な皮脂や保湿成分まで洗い流されてしまうことが多いですが、塩シャンプーは必要な分だけ洗い流されずに保たれるので、適度にうるおいを残すことができます。
頭皮のうるおいバランスが整い、すこやかな状態を維持できます。
塩シャンプーはどちらかというと乾燥肌の人に向いているでしょう。
頭皮の生まれ持っている力が生き返る
一般的に市販のシャンプーの持つ洗浄成分は強いと言われています。
いわゆる「洗いすぎ」になってしまい、頭皮を守るのに必要な脂分などまでゴッソリ洗ってしまうのです。
しかし塩シャンにすると、頭皮の状態が徐々に自然な状態に戻っていき、やがて健康な頭皮になると言われています。
前述の友人も「頭は甘やかしたらアカンのやで!」と言っていました。
まさに、甘やかしてシャンプーで洗いすぎると、余計頭皮から脂が出ちゃうんですね。
塩シャンプーのデメリットは?
洗い上がりがスッキリしない
頭皮の皮脂が多い人は、塩シャンプーでは十分に洗いきれず汚れや皮脂が残ってしまう場合があります。
また、塩シャンプーに香料は入っていないので、洗い上がりに香りがせず、すっきりしないと感じることもあるかもしれません。
塩シャンプーで頭皮を清潔に保つコツは、汚れをお湯でしっかり洗い流すことです。
洗いはじめと終わりに数分間を目安に、たっぷりとシャワーをかけ流しましょう。
スタイリング剤を洗い流せない
毎日整髪料をつけている人には塩シゃンプーは不向きかも!
本来、髪や頭皮の汚れはシャワーだけでもほとんど洗い流すことができますが、ヘアワックスやヘアスプレーをしている人は、お湯だけではスタイリング剤の成分が落ちにくいことがあります。
いつもより整髪料を減らすなどして、様子を見ながらやってみるといいかもしれません。
頭皮の臭いが気になる
頭皮や髪の臭いが気になる人は、塩とお湯で洗い流すだけでは不安でしょう。
と言うか実際筆者が昔塩シャン生活をした時に、洗面台で頭を乾かしていると、当時の彼女さんに「くさっ!!」と言われたことがあります。
そんな時は、ヘアコロンやヘアケアフレーバーを使う必要があるかもしれません。
しかし、ヘアコロンなどの成分は洗い残しやすく髪に負担をかける可能性もあります。
塩シャンプーは髪や頭皮にやさしいエコなヘアケアです。
体質や髪質によって合う人と合わない人がいると考えて、突然塩シャンプーを始めるのではなく、まずは週に1回程度からスタートし、様子を見ながら回数を増やしていくのもいいでしょう。
すぐには効果がでない
あきらめる人は、やはりここでつまずくのでは?
だってなかなか結果が出ないんだもん!!
湯シャンプーで、髪や頭皮に健やかな結果が出るまでには時間がかかります。
効果を感じるまで、人によって早くて半年から最長でなんと3年もかかる場合もあるそうです。続けるにも忍耐が必要でしょう。
頭皮が傷つくことも
塩分の濃度が高いと地肌を傷つけてしまう可能性があります。
塩シャンプーには、10%程度のソルトウォーターが適しています。頭皮をマッサージするように指で優しく洗い、塩分が残らないようしっかりすすぐことも大切です。
塩をそのまま髪にこすりつけることは絶対にNGです。
これ、筆者が昔やったことがあるのですが、単純にヒリヒリしました。
まとめ
メリット
・シャンプー代節約と時短
・乾燥を防ぐ
・頭皮本来の力が生き返る
デメリット
・洗い上がりがスッキリしない
・スタイリング剤を洗い流せない
・頭皮の臭いが気になる
・すぐに効果はでない
・頭皮が傷つくことも
あなたは向いていそうですか?
頭がちょっと臭う時期に耐え、自分の生命力を結果が出るまで信じられる人には向いていそうですね。
潔癖性の人や自意識が強くて周りが気になる方は、無理しない方がいいかも…。
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