「今年こそ浴衣が欲しい!せっかく買うなら東京で!!」
そう思っているあなたに、元呉服屋店員がおすすめのお店を8つ紹介します。
※この記事を書いている人は、数年間東京の呉服屋さんで働いていました。
どんな雰囲気の浴衣が置いてあるの?
お値段はいくらくらい?
納得の浴衣はどんな風に見つければいい?
そんな疑問にもお答えしていきますよ!
それでは早速どうぞ♪
Contents
まずは定番「浴衣特設会場」3選!
浴衣と言えば、毎年臨時で設けられる「特設会場」ですよね!
どこに買いに行けばいいのか迷ったら、ひとまず特設会場に行けばなんとかなる!というくらい、とにかく品ぞろえが豊富なのが魅力です。
東京では、各商業施設で浴衣の特設会場がオープンしますが、その中でもとりわけ人気の高い3つの会場をご紹介!
①伊勢丹新宿店「ISETAN YUKATA SELECTION」
「日本一浴衣を売る場所」と噂が立つほど、夏が近づくと売り場がにぎわう伊勢丹新宿店。
本館7階では、毎年7月中旬以降から「ISETAN YUKATA SELECTION」が開催されます。
総花柄の鮮やかなものから、縦じまの「姉さん系」浴衣、レース柄が用いられたモダンなものまで、さまざまなテイストの浴衣がラインナップ。メンズの取り扱いもあります。
また、新進気鋭のきものブランドやデザイナーとコラボした浴衣も登場します。(2017年は、蜷川実花さんデザインの浴衣が目玉商品!)
予算は浴衣のみで3~5万円くらいです。帯やその他の小物も合わせると、トータルで8~10万円くらいになるでしょう。
各ブランドの新作浴衣が一堂にお目見えするので、とにかく今年のトレンドの柄を見たいわ!という方にはおすすめです。
もちろん浴衣のみならず、その他の小物も充実。下駄や髪飾りなども抜かりなくチェックできますよ。
②小田急百貨店 新宿店「ゆかた小町」
小田急百貨店新宿店では、本館11階にて、毎年「ゆかた小町」という特設会場がオープンします。
※2017年は6月21日(水)~7月31日(月)まで。
「ゆかた小町」で取り揃えられる浴衣は、何といってもデート向け!!
白や水色をベースとした清楚な花柄が充実しており、「女性らしい可憐な印象」になりたい方は好みの浴衣が見つかる確率が高いです。
カップルで訪れる方も多いため、メンズ浴衣のラインナップも豊富。
今年は彼(ダンナさん)と一緒に浴衣を着たい!と思ったならば、小田急百貨店新宿店「ゆかた小町」は一見の価値ありです。
浴衣1着のお値段は、3~5万円ほど。帯・下駄・バッグ・髪飾りなど、トータルでコーディなーとするなら、8~10万円ほどになるでしょう。
小田急百貨店 新宿店 本館11階
③銀座三越「銀座ゆかたガーデン」
シックな大人の印象の浴衣を探すなら、銀座三越で開催される「銀座ゆかたガーデン」を訪れてみるのがいいでしょう。
9階の銀座テラスにて、毎年数百点の浴衣が登場します。
※2017年は5月17日(水)~8月21日(月)まで開催!
銀座という場所上、大人の女性をターゲットにした浴衣がラインナップされます。そのため、遊びの効いたポップな柄よりも、古典的な花柄が中心です。
「銀座ゆかたガーデン」では、メンズ用やお子さん用の浴衣も充実。家族みんなで浴衣を楽しみたい方も満足できる場所です。
浴衣1着のお値段は、大体3~5万円ほど。
落ち着いた雰囲気の浴衣が多いため、シンプルに帯・下駄のみでコーディネートするのがいいでしょう。(プラスアルファをするとしても、帯どめと帯締めくらい)
全身コーディネートするなら、8万円~10万円くらいは予算をみておいてください。
銀座三越9階 銀座テラス
個性で勝負!「きものショップ」の浴衣5選!
「他の人と被りたくない」
この言葉は、過去に呉服屋さんで働いていた筆者が、浴衣を求めてやってきた女性から聞いた言葉です。
一人や二人・・・なんてものではなく、何人からも!
せっかく花火大会や夏祭りを楽しもうと思っているのに、会場で赤の他人と浴衣がマル被りするとテンションが下がってしまいますね!
個性を出して、私だけの浴衣姿に!
そんな願いを持っているのであれば、次に紹介する「個性派きものショップ」の浴衣がおすすめです。
①西武池袋本店7階 撫松庵(ぶしょうあん)
きものブランド「撫松庵(ぶしょうあん)」の浴衣は、ひとことで言い表すと「渋華やか」
植物が濃淡をつけて忠実に描かれている柄は、日本画を見ているかのようです。
そんな渋さをかもしつつも、柄が大ぶりだったり、配置が斬新なものもあり、パッと目を引く浴衣が多数ラインナップされています。
1着のお値段は、3万5千円~5万円ほど。オンラインショップで、一部の商品の柄を確認することができます。
西武池袋本店7階 撫松庵(ぶしょうあん)
②新宿マルイアネックス6階 豆千代モダン
「和とポップの融合」
そんな言葉がぴったりな豆千代モダンの浴衣は、「せっかく浴衣という和服を着るなら、普段は絶対できないような色柄の組み合わせがしたい!」という願いを叶えてくれます。
和柄×ドット、原色×原色など、インパクトのある浴衣が得意分野のブランドです。
浴衣に慣れていない方は、必ず店員さんにコーディネートの相談を!意外な、けれどもしっくりくる組み合わせを提案してくれるはずです。
浴衣1着のお値段は、4万円くらいからになります。
新宿マルイアネックス6階 豆千代モダン
③渋谷マルイ4階 ふりふ
大胆な柄と色使いで、レトロモダン好きさんに圧倒的人気を誇るのが、ふりふです。
「とことん華やかにしたい!」「とことんクールにしたい!」「とことん個性的にしたい!」
浴衣を着るなら、とことんなりたいイメージを突き詰めるわ!と考えているなら、一度のぞいてみた方がいいお店。
メンズ浴衣も、若干ながらあります。
フレンドリーな店員さんが、コーディネートの相談に乗ってくれますよ。
浴衣1着で、大体3~4万円が相場です。
渋谷マルイ4階 ふりふ
④和風館ICHI TOKYO
大きな花柄と、鮮やかな原色に身を包みたい!
まるでお城のお姫様のような、「ザ・あでやか」な雰囲気を浴衣で叶えたいなら、和風館のチェックは重要です。
和風館の浴衣は、とにかく柄が大きめ!1つの花柄が、手のひらの大きさを上回ることもよくあります。
そのため、背の高い人は着こなしやすい傾向があります。
オンラインショップでも柄が確認できるので、一度ご覧あれ!
浴衣1着のお値段は、3~4万円ほどです。
⑤まるふじ
まるふじは、東京の下町、台東区谷中にある着物屋さんです。
草花の柄を中心に、伝統的な日本の夏を感じさせる浴衣が取り揃えられています。
最近の浴衣コーディネートは「洋風な雰囲気をミックスする」ことが流行です。しかし、流行にとらわれず、昔ながらの正統派な着こなしがしたい!という方も多数います。
そんな「浴衣をきちんと着たい」という願いに応えてくれるお店です。
浴衣1着で、大体2万5千円~。
下町ならではのリーズナブルな価格設定です。
まとめ
東京で浴衣を買うなら!
元呉服屋の店員目線で、チェックしてみてほしいお店や会場を8つ紹介しました!
とにかくいろんなブランドの浴衣を一気に見たいなら、特設会場へ。人と被らない、自分だけの個性派コーディネートがしたいなら、着物ショップへ。
まずは「どんなイメージになりたいか?」を頭に思い浮かべてくださいね。
可愛くなりたいのか、カッコいいクールな感じになりたいのか、とにかく個性的にキメたいのか・・・。
イメージを決めずにやみくもに見て回ると、どれがいいのか分からない「浴衣迷子」になってしまいます。
コレだ!というイメージが思い浮かんだなら、売り切れないうちにお早めに売り場へGO!
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