湯シャンをはじめたら、「頭がかゆい」・「知らない間に肩の上に白いふけがたまっていた…」そんな経験がある人も多いようです。
本来、湯シャンは正しく洗えば頭皮を清潔に整えますが、フケやかゆみの原因となる場合もあるんです。
筆者もそうでした。頭皮を健やかにするつもりが、余計ひどい頭皮環境に…。
フケは出るし、かゆいし、仕事場で頭をかくわけにもいかないし。
しかし、ちょっとした心がけでかなり改善されました。
今日はそんな「湯シャンにトライする人」が本末転倒な結果にならないために、その原因と対処法をまとめました!
Contents
フケとかゆみの原因はこれ
「かーーーゆーーいーーーー」
たまりませんよね。一体原因は何なのでしょうか?
それは脂症かも!?
髪の毛がベタベタしているときは、頭皮から脂が過剰に分泌されています。
頭皮に過剰な皮脂がある人は、湯シャンだけでは汚れや皮脂を洗い流しきれずに残ってしまい、それがフケやかゆみの原因になっているかもしれません。
脂症の人の湯シャンは、お湯でしっかりとすすぐことが基本です。
あわせて、脂性は遺伝や加齢も影響しますが、睡眠不足や不規則な生活、ストレスなどの生活習慣も皮脂の分泌が過剰になりやすいので改善しましょう。
バターやラード、肉類、お菓子に含まれるショートニングを摂りすぎないように気をつけ、ビタミンを補うことも効果的です。
しかしあんまり脂性の傾向が強い人は、もしかしたら湯シャンに向いていないのかも。
それは乾燥かも!?
これは湯シャンというよりは、ドライヤーなどが原因のことが多いのですが。
もしかしたら原因は、頭皮の乾燥しすぎかも。
フケは頭皮の角質と皮脂が合わさってはがれ落ちたもの。
通常、頭皮の角質は新陳代謝によって一ヵ月程度で垢となってはがれ落ちていきます。
しかしドライヤーなどで乱暴な乾燥をすると頭皮が乾きすぎてしまい、地肌を守るために角質が厚くなり、代謝も落ちてしまいます。
髪がパサついている、フケが大きいときは頭皮が乾燥している可能性が高いです。
また、頭皮も肌と同じように乾燥するとかゆみを感じるようになります。寒い季節は特に乾燥しやすいので注意が必要です。
それは整髪料の残りかも!?
けっこうしつこいんです!整髪料。
ヘアワックスやヘアスプレーをしている人は、湯シャンだけでは汚れが落ちにくく、髪や頭皮に残った成分がかゆみやフケの原因になることがあります。
毎日整髪料をつけている人は、湯シャンに不向きかもしれません。
数日に1回シャンプーで洗浄するなどして、様子を見ながら湯シャンを続けるといいかもしれません。
それは細菌バランスの崩れかも!?
近年の研究で、フケの原因にカビである菌がかかわっていることが判明したそうです。
ひえ〜怖い〜。
「清潔にしなきゃ!」と頭皮を洗いすぎると、皮脂膜が壊され菌のバランスが崩れてしまい、より真菌が増えてしまいます。
筆者の友人が昔これに悩まされました。
洗っても洗っても余計ひどくなっていく。
まさか原因が「洗うこと」だなんて、その時は思いもしなかったそうです。
菌が増えると、頭皮の匂いを強くしたりフケを多く発生させるといいます。
さらには、ピツロスポルムという細菌が増えると皮膚の炎症を起こし、かゆみを感じるようになるそうです。
もしかしたら、今までの「洗いすぎ」が原因かもしれません。
フケ・かゆみ対処方法
それでは、
フケ・かゆみを予防しながら健康的に湯シャンをする方法のまとめです。
ブラシでフケ改善
湯シャンの前は、ブラッシングすることがフケの改善にとても重要です。
あらかじめブラシで髪と頭皮についたほこりや汚れをしっかり落とすことで、お湯だけでも頭を清潔にすることが可能になります。
ブラシは適度にツヤとコシがある獣毛ブラシがおすすめですが、他のブラシでも細かく丁寧にブラッシングするよう心がけましょう。
しっかりすすぐ
湯シャンはぬるめのお湯でしっかりすすぐことが基本。
髪をしっかりゆすぐことで、頭の汚れの約80%は落とせると言われています。
フケの予防には、シャワーで3分程度洗い流すことが目安です。
ゴシゴシ洗わない
大事なのは「ゴシゴシ洗い」ではなく「モミモミ洗い」。
フケを落としたいからと、ゴシゴシと刺激しながら洗うのは逆効果。
フケがよく出る時ほど頭皮を強く刺激せずに、指でマッサージするように優しく洗いましょう。
モミモミ洗いをするとリラクゼーション効果もあり一石二鳥ですよ!
これが正しい湯シャンの手順!
1. 髪を洗う前のブラッシングが意外と大事
しっかりブラッシングすることで、毛先のもつれを防ぎ、頭皮をほぐすことができます。
髪を洗う前に余計な皮脂や汚れを落としておくと湯シャンでも清潔に保てます。
2. 38度~40度ぐらいの温度で
これ結構大事!!とくに男性は豪快に熱いシャワーを浴びがち。
しかし、あんまり熱いと、地肌にまたストレスがかかってしまいます。
シャワーヘッドを地肌に近づけながら、手で優しく頭皮をなでて汚れをおとしていきます。
3. 指の腹を使ってマッサージ
生え際からつむじにむけて、逆放射状に洗います。シャワーをあてながらマッサージをするように洗うと、汚れが落ちやすく。
4. しっかりと乾かす
自然乾燥は絶対にNG!頭皮をぬれたままにしておくと臭いの原因にもなるので、出来る限り早く乾かしましょう。
乾かすときは、頭皮を傷つけないようにこすらず、やさしくタオルでポンポンとたたくように水分を吸収するようにします。
さらにドライヤーの熱で頭皮がダメージを受けないように、少しドライヤーを話して、首を振って乾かします。
就寝は完全に乾かしてから!!
まとめ
シャンプーはもしかしたら刺激が強かったかもしれませんが、汚れをしっかり落としてくていたのも事実。
最初は慣れない湯シャンなので、フケやかゆみにとまうかもしれませんね。
・乾燥
・脂症
・整髪料の残り
・細菌バランスの崩れ
・ブラッシングをしっかりと
・しっかりすすぐ
・ゴシゴシ洗わない
【正しい湯シャンの手順】
①髪を洗う前にブラッシング
②38〜40度が適温
③指の腹でマッサージ
④しっかりと乾かす